列車素材元ネタ写真館(その1) その2

素材の元ネタを見たことが無い人はへぇ〜ボタンの御用意を……?

32規格列車素材(外装) 16規格列車素材(外装)  16規格列車素材(内装)※「列車素材館」の管轄外です


キハ110系気動車

いざ、次元空間へ……!?(「ネオリームU」より。但し本物は地下は走りません……。)

 世間一般的には線路の上を走るものはすべて「電車」と言われている。それはマスコミでもそうだし、鉄道員も普通に(?) 使ってる言葉である。
 だが、こいつは電車ではない。トリビアの泉なら何へぇ〜出るかは不明 だが、鉄分の濃い人であれば周知の事実なので投稿しても無意味であろう……。電車というものは屋根の上(又は線路の脇)から 電気をもらって、電動モーターを回して動いているものである。すなわち、動力は電気である。画像を見る限り屋根の上には架線らしきものが 写ってはいるが、実は撮影場所のすぐ後ろで終わっていて、その先は線路だけである。よってこの線路には電気は供給されていない。そのような路線を「非電化路線」という。 それに対して電気が供給されている線路は「電化路線」。よく田舎に行くと「○○線の電化促進を」何ていうスローガンを見ることがあるが、非電化路線というのは 早い話が”田舎の鉄道”ということである。東京や大阪の旅客鉄道には現在、非電化路線は存在しない。とはいえ電化路線に比べてコストは安いので、最近では電化路線だったものを”非電化化”した路線もあるのだが……。


 ←は別の場所で撮影したもの。これを見ればこの列車が電気を動力としていないことが分かるであろう。それじゃあどうやって動いているのか? というと、バスやトラックを同じで「軽油」を燃料にしてディーゼルエンジンで動くのである。だから「電車」ではない。
 じゃあ何て呼べばいいのやら……?一般には「気動車」だが、「ディーゼルカー」「ディーゼル車」「ディーゼル」「DC」「キハ」など様々で、「汽車」という名称も成立する。 最も線路の上を走っているものであれば動力や編成の数を問わずに「列車」といえばすべて解決するのだ。

 素材の元となったキハ110系は国鉄の分割・民営化後にデビューした比較的新しい形式の気動車である。国鉄時代の 気動車にはローカル線独特の雰囲気があり、現在もファンが多いのだが、全体的に加速性能の弱さからあまりスピードが出ず、 せっかちな作者の性格から(?)素材化は見送りとなった。キハ110系を始め新型の気動車は舶来の新型エンジン(カミンズ社製)を 搭載していて加速性能に優れ、ローカル線の所要時間の短縮に大きく貢献している(と同時に国鉄型の気動車を一気にリストラ させたが……)。ちなみに次元列車のような精密な基板は多分無い。

 キハ110系はJR東日本の八高線(高麗川〜高崎) 小海線 飯山線 磐越東線 磐越西線(会津若松〜新津) 陸羽東線 陸羽西線…等で 走っているが、路線によって若干構造が異なる。又、キハ110系によく似ているが全長が一回り短い「キハ100系」というのも存在し、東北地方北部は そちらが主流である。尚、新型の気動車はJR東海のキハ11系、JR西日本のキハ120系等が該当し、同じエンジン音を響かせている。 国鉄の赤字路線を引き継いで自治体と民間で共同出資した「第3セクター」と言われる鉄道で見かける「レールバス」というものもほとんどが気動車である。

←陸羽東線のキハ110系(画像はキハ112-216)。緑色部分は一般的な若草色でなく真緑で、 横っ腹は窓の下に橙色の帯が入っている。顔には「奥の細道」、ドア横には 「Yukemuri line(湯けむりライン)」のロゴ入りで、111+112の固定編成では方向幕は中央部の1箇所のみ。



103系通勤型直流電車

 関西ではもはや原型をとどめていないほどリニューアルされている形式もあってまだまだ元気だが、関東では既に消えてしまった形式である。 それもそのはず、デビューは昭和38年で、国鉄時代の中期〜後期、戦後の高度経済成長期の 通勤の足として大量生産された。かつては山手線を始めとした旧国電区間にも走っていて、まさに「通勤電車」の主力であった。 今では関西、中国地方を中心に分布しているが、 北海道・東北、茨城、北陸、九州(筑肥線を除く)では電流の都合(「直流」と「交流」との違い)により一部の路線を除いて見ることはできない。
 よって、とりあえず素材化はしてみたものの当局では当分の間オリジナル通勤電車を使う予定。内装については 全長20mの通勤電車の基本形という座席配置のため、103系に限らずとも使い回しは可能である。

115系近郊型直流電車

"かぼちゃ色"とも言われる元祖の湘南色で走っている路線は今では少ない。
素材になっている湘南色1000番台は、群馬県の高崎を拠点にして運用されている形式である。

 「ネオリームU」のオープニングで次元空間を疾走した電車の元ネタがこれ。ネオリームVでも登場するが、あの色の2両編成は存在しないのでオリジナルとなっている。 ちなみに作者であるNOBU氏の地元は電気が交流のため走ることができない…。
 分布的には103系とほぼ同じで、こちらは通勤型よりも少々大都会から離れた場所を走る。一般に「近郊型」とか 「中距離電車」等と呼ばれ、歴史的にも103系と同じで国鉄時代の電車の定番とも言える。 つまりは103系と同じ運命をたどっているが、東日本では上甲信越で今も活躍しているし、西日本では多くがリニューアルされてまだまだ走れるだろう。


 左:長野色は中央線の通勤電車と接続して、甲府・松本方面への普通列車としてロングランの運用が多い。 東京の高尾で見られるが、元来は長野が拠点なので、信越国境(妙高)を越えて新潟の日本海側へも突き抜ける。画像は直江津駅だが、信越国境は北陸新幹線の開通後に第三セクターとなる予定。
 右:素材化はされていないが、長野色と共に中央線の通勤電車と接続するスカ色。都内ではホリデー快速として臨時列車にもなる。 こちらは甲府を拠点としていて、比較的短距離の運用が多い。
 現在都内で見られる115系はこの2色のみであるが、東京といってもずっと西の端である。都区内の定期運用は無い。


左:新潟二次色、中:新潟三次色、右:弥彦線色
 新潟県の東日本管内の普通電車はほぼこれらが占めている。歴史的には当然二次→三次の順番に登場したが、前者は山の色からか?上越国境を中心に見られ、後者は海の色からか?日本海側で多く見られる。とはいえ、路線による厳密な区別は無く、両者共ごく普通に共存している。だけど二次と三次ってことは一次もあったのか? あったけど今は見られないらしい。
 弥彦線色は雪切窓の無い500番台で、菱形パンタグラフによる固定二両編成。ワンマン運転だが、整理券発券機は無い。名前の通りで普段は弥彦線内を往復している。 余談だが、新幹線と接続する燕三条駅の弥彦線ホームは無人駅扱い。何とマイナーな…!!
 いずれも細い帯が入っているせいで、16規格では帯同士の狭い間隔まで再現するのがあまりに難し過ぎた…。


参考画像:新潟一次色
 只見線に辛うじて残るキハ47系気動車。赤青白の配色が米仏旗を思わせる…?
かつて新潟県では、115系電車がそれまでの湘南色から一斉にこの色に塗り替えられた時期があった。


 一方、115系とよく似た形式に「113系」というのがあるが、外見的にはライトの下の緑色の塗装部分が斜めにカットされている 他には大きな違いは無い。構造的には115系の方が勾配や積雪といった 悪条件に強い構造となっている。よって平坦で雪の降らない東海道本線や京阪神地方の直流電化路線では113系が主流だが、 それ以外は圧倒的に115系が占めていた。尚、東日本では既に引退している。

←東海道本線(東京方)でかつて主役だった113系。「湘南電車」と言われているのはここを走っていたからである。今では色のみが残されている。

↓通称「スカ(須賀)色」と言われる113系は横須賀線が本家だった。この色の115系は中央本線で走っているが、先行きは怪しい…!?



D51型蒸気機関車

D51-498 SLレトロみなかみ号

 もはや蒸気機関車はロストテクノロジーと化したものの、「デゴイチ」という愛称ならば誰でも一度は聞いたことはあるだろう。 戦前〜戦中にかけて1115両が生産された、ジパングの鉄道の歴史を象徴する名車である。昭和50年に引退した後は 長い間線路上から消えていたが、最近ではごく一部がイベント向けの臨時列車として復活している。又、全国各地で静態保存されて いるものも多いが、鉄の塊であるがゆえに風雨にさらされて朽ち果て解体されたものも多い。もはや鉄道史だけでなくジパングの歴史そのものを語る 上でも欠かせない文化財なので、今後も大切に扱いたいものである。
 ジパングの蒸気機関車と聞くとほとんどの人がデゴイチを挙げるほどに一般的な車両ではあるが、実を言うとD51は元来貨物輸送を主体としている機関車なので あり、旅客列車向けにはそれほど多くは運用されていない。旅客向けにはC57のようなC型機が一般的である。D型機が貨物向けということで 力強さ重視なのに対し、C型機はスピード重視といったところか。特に現在でもSLやまぐち号で使われているC57は「貴婦人」という愛称があるほどに 胴体が細身なのである。

 蒸気機関車のトリビア
  • SLとは何の略?……Steam Locomotive(蒸気機関車)の略。ちなみに電気機関車はEL(Electlric 〜)、ディーゼル機関車はDL(Diesel 〜)と略される。
  • D51の「D」とは?……動輪の軸の数(真横から見た場合の動輪の数)を記号化している。A=1、B=2、……と数えればD51は動輪の軸は 4個なのでDとなる。この法則はすべての機関車にあてはまるので、銀河鉄道999のC62ならば3、ディーゼル機関車のDD51は4、DE10は5、電気機関車のED79は4、EF65は6、EH200は8。
  • 蒸気機関車は石炭を燃やすだけで動くのか?……そのように錯覚しがちだが大きな間違い。石炭はお湯を沸かす燃料に過ぎない。水を沸騰させてできた水蒸気の圧力で ピストンを動かすわけだから、動かすにはむしろ大量の水のほうが重要だろう。極端な話、お湯さえ沸かせれば石油だろうが薪だろうが動くはずである。
  • 機関車本体の後ろにくっ付いているトロッコは何?……「炭水車」といって、文字通り石炭と水を積んでいる。言わば蒸気機関車のえさ箱。一見石炭が山積になっているようだが、実は二層構造になっていて下半分は水タンクである。
  • 999号は何故線路が無い宇宙空間を走れるのか?……知らん。

    ↓埼玉県所沢市の小手指公園に居るD51-118。祝日を除く月火木金の10〜16時には機関室内にも入れるが、よい子のみんなは上に登ったりしないように……。
    ヘッドライトは取り外されているが、保存状態はそれなりに良い。昭和13年製造。現役時代は北海道を爆走していたらしい。


    ↓東京都東村山市の東村山運動公園に居るD51-684。↑の118号機より後から製造されたものの、現在は老朽化とのことで近寄ることができない。
     取り外された顔のプレートと「のぼらないでください」の注意書きが何とも空しい……。


    455系近郊型(急行型)交直流電車

    (左)仙台地区(更新車) (右)磐越西線色(あかべぇ)

    701系近郊型交流電車

    仙台地区。内装はひたすら長いロングシートでワンマン運転対応。

    719系近郊型交流電車

    仙台地区。ワンマン運転には対応していない。

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