月本國全図新版作成に関する取組
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25古守県


「古守(こもり)県」(ブログNo.3660より)
 月本海に突き出た国内最大の半島である「奥住(おうじゅ)半島」がそのまま県域である。設定上だけでなく、月本史としても古い。地名は「篭る(こもる)」に由来しているが、音だけでなく文字通り伝統文化を重んじる気風が強い。神仏の信仰心は全国一高いとされ、県内には神社仏閣が多い。
 地形は県内全土にわたって、荒々しく鬱蒼とした山林が占めている。県内へ入る陸路は海沿いに進むより他に有効な経路は無いが、海岸線もまた月本海の荒波に削られた断崖が続くため、昔から物資の輸送は船に頼ることが多かった。内陸部はどこから入るにも険しい山ばかりで、需要も見込めないことから有効な交通路は未だ確保されていない。よって海岸線の都市部以外は国道さえも道幅が狭く、全体的に過疎化が激しい。
 かくいう地形のため、古くから山篭りの修行や忍びの場としてでなく、落武者や役人の左遷や隠居の場として集落が各地に形成され、ひっそりと発展していった。又、月本海に浮かぶ「流島(るしま)諸島」は、古くから島流しの場となっていた。県内には目立った産業が無いため、今では大自然を利用した観光やレジャーに力を入れている。

 「月影の駅」Ver2で登場する場所は地図の左下、燕町と福浦県貝原市との県境付近。海岸線まで断崖絶壁が迫り、ヨソ者を容易に受け入れなかったとされる国内屈指の難所。
   
 

地形陰影図









色別標高図








  

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