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旧Ver(2008年版)→Ver2(2019年リメイク版)における変更箇所一覧

 変更箇所が多いため、完全に網羅しているわけではありません。ネタバレにつながる箇所は含まれていません。
 2008年版(旧Ver)からシナリオ本編に目立った変化はありませんが、システムが大幅に変更されています。
旧Verをプレーしたことのある皆様は、プレーの前に同梱の取扱説明書(readme.htm)も併せて必読願います。
 旧VerのセーブデータはVer2に引き継ぎができませんので御了承下さい。


システム

戦闘関連

 状態異常は大幅な仕様変更が行われたので、Ver2の仕様のみ一覧表示します。

名称コマンド
入力可否
半減する
パラメータ
命中率
低下
戦闘後
自然治癒
戦闘中
自然治癒
強制治癒※無効化装備
×(行動不能)攻防精敏 078% 物理攻撃で100%鉢巻
攻防(HP減少) 0×× 解毒剤・薬草万能型作業着
精敏(SP減少) 0×× 痒み止め・薬草作業着・万能型作業着
まし- -50%×× 目薬・天然水サングラス
ルダル攻精敏 -50%× HP回復アイテム・気合溜め鉢巻
○(※スキル発動不能)防精敏 0× SP回復アイテム防塵マスク・コスチューム
×(行動不能)防敏0 100%× スニーカー・登山靴
(紳士靴は25%、高級紳士靴・高級上履きは50%軽減)
×(自打撃)攻精 061% 物理攻撃で100%高級スーツ・磁気ネックレス
×(制御不能) -25%69% 物理攻撃で50%ジャケットスタイル・高級スーツ・耳栓
-25%100% 物理攻撃で100%トレーニングウェア
え~♪ -25%71% 物理攻撃で25%ビジネスマンスーツ
防敏 -25%81% ×ビジネスマンスーツ
※「ストレス砲」は憔悴状態でも発動できます。
※「ステージ衣装」は、眠・ダ・憔・乱・暴・萌・笑を無効化します。

主な変更点

・「沈黙」「悲哀」が統合されて「憔悴(しょうすい)」になりました。治療方法や装備防御は、原則として両者が統合されたものとなります。
 但し、敵を「憔悴」させるスキルは「脅迫」のみです。「悪態突き」はSP減少のみで「憔悴」にさせることはできません。
・「爆笑」が行動不能から行動可能になりました。
・半減するパラメーターが大幅に変更されました。

・状態異常が複合した場合の優先順位が新たに設定されました。
 A群:「居眠り」
 B群:「毒」「痒~」「目眩まし」
 C群:「ダルダル」「憔悴」
 D群:「転倒」「混乱」「暴走」「死角」「萌え~♪」「爆笑」

  同一の群、A~B群、B~C群では、状態異常の複合が発生します。
 A~C群、A~D群、B~D群、C~D群では、上位の群が優先されます。(「居眠り」にかかるとC,D群は自然治癒します。)

戦闘関連その他

・対人間戦の敵AIが、ほぼ最初から全部作り直されました。
 外見上変化は無いので詳細は秘密です。総合的な難易度に変化は無いかもしれませんが、従来より強弱にメリハリが付いたか…!?
・SP消費技のコマンドに「見切り」が追加されました。コマンドリストは「SP消費技」ですが、このスキルはSP消費量0でいつでも発動できます。
 ONにしておくと、戦闘中に敵のパラメーター等の様子を随時表示させることができます。
 通常のウィンドウによる表示なので、戦闘スピードは若干落ちます。煩わしい場合はOFFにすれば非表示になります。
 戦闘中に切替ると1ターン消費してしまうので、あらかじめ通常時に操作しておくことをお勧めします。
・戦闘敗北時の文章(RPGツクール2000のデフォルトシステムで「負けてしまった・・・」に相当する文)が、対戦した敵によって変化するようになりました。
時間に余裕のあるドMな方は、敗北時に敵から罵られる屈辱の台詞の数々を浴びてお楽しみ下さい…。
・一部アイテムの販売価格・買取価格が改訂されました。

キー操作等

・フィールドマップ上のシンボルからダンジョンマップへの移動が、決定キー1回で行えるようになりました。
・公衆電話とノートPCによるセーブポイント及び自販機の利用が、決定キー1回で行えるようになりました。
これらは、シンボルに触れると頭上にウィンドウが自動表示されるので、その状態で決定キーを1回押すだけで発動します。
利用したくない場合、一歩動いて照準からはずれれば頭上のウィンドウは勝手に消えます。
・屋内⇔屋外の足装備(履物)の変更が、マップ上の歩行だけで完全自動制御になりました。
切替を示すウィンドウが頭上に数秒間自動表示されてから勝手に消えます。決定キーの操作は一切不要です。

・続きからプレーを再開する場合、ロード画面で[→]を押しながら[Enter]を押すと、ロード画面を再帰呼び出しできるようになりました。
その画面でロードしたデータをすぐに上書セーブすると、その後で続きからのプレーでセーブしやすくなります。
セーブ時に同様の操作を行うと、セーブデータのバックアップを取るのに便利です。
・セーブ画面で[Shift]を押しながら[Enter]を押すと、セーブ完了直後に即刻タイトル画面へ戻るようになりました。
セーブして即終了したい場合に便利です。不具合が発生する場合があるので下記の方法で回避して下さい。

アプリケーションデータ管理システムで起動した場合、 セーブシステム[Shift]+[Enter]の不具合について

 Windows10にて、ゲームフォルダ同梱の「「月影の駅」起動!(管理システム)」を開いて「ゲームスタート」でゲームを開始した場合、
セーブ画面で[Shift]+[Enter]を押すとセーブされずに強制終了する現象が確認されています。
 このコマンドはVer2で新たに実装されたシステムで、セーブ後メニュー画面を閉じずに即刻タイトル画面へ戻って終了するものですが、
この現象が発生した場合は不具合となるため、発生した場合は以下の方法で回避して下さい。
 Windows右下の通知欄を開き、不具合が発生した旨の表示されている通知「承認されていない変更がブロックされました」から設定(歯車印のアイコン)を開きます。
「コントロールされたフォルダーアクセス」がONになっている場合、これをOFFに切り替えると強制終了が回避されます。

シナリオ

・シナリオ分岐条件が変更されました。ネタバレとなるので、詳細は攻略ページ「月影の駅裏」にて。
・ラスボス戦後にも町を探索できるようになりました。
・食堂で食事をするとEVが発生するようになりました。発生回数により、本編終了後の追加シナリオの分岐に影響する場合があります。
・本編終了後に続くシナリオが追加されました。ラスボス戦に勝つことが突入条件となります。
原則として鑑賞イベントがENDまで続きます。戦闘は発生せず、メニューも開けませんが、シナリオ分岐が発生することがあります。
イベントの合間で適度に小休止セーブが可能です(詳細は取説参照)。

・初回プレーに限り、旧Verの「OP前説飛ばし」の裏コード入力は無効になりました。初回のみ前説とOPを経てプレーして下さい。
2周目以降の周回プレーでは、裏コード入力不要でOP・前説を飛ばしてプレーできます(選択可、裏コードも引き続き有効)。
・Lv50から周回プレースタートの条件が緩和されました。任意の勝ちENDへ1回以上到達すればOKとなったので、最短で2周目から可能になります。

・END「完」到達時、旧Verの裏コード入力不要で、スタッフルームを経由して周回プレーが可能になりました。
裏コードを入力しない場合は自動的にスタッフルームへ移動します。
・END「完」到達時の裏コードシステムはVer2に継承されました。END到達までプレーしたシナリオの途中(各任務終了時及びラスボス戦直前)から選択して周回プレーを始めることができます。このプレーでは、同一シナリオの勝ち・負け両方のENDへ迅速に到達するのに有効かと思われます。

・OP前説飛ばし又はEND到達時の裏コードは旧Verと同じです。詳細は攻略ページに掲載予定ですが、スタッフルームでも参照可能です。

・ENDは全部で12通りとなりました。すべて到達すると、スタッフルームで映像特典が発動します。
当局からは何も御用意できませんが、やり込み精神旺盛の方は挑戦してみて下さい。


演出関連

・顔グラフィック表示が極めて不評だったため、すべて歩行グラフィック表示に変更しました。
同時に、主要キャラの通称名は歩行グラフィックの下に表示することにしました。

・文章ウィンドウ表示に改行を多用して、詰め込み気味だったテキストにゆとりを生じさせました。

・シナリオ本編の主要イベントを除く、通常時のマップ上のキャラの台詞の文章ウィンドウ内のテキストを瞬間表示に変更しました。

・本編攻略に直接関与する台詞を発するキャラと、どうでもいい会話を発するキャラの見分けを付けました。
座標移動は無関係で、マップ上で手足を動かしていないキャラは前者、手足を動かしているキャラは後者となります。
早期クリアを目指したい場合は見極める必要があります。

・マップ上で台詞を発するキャラの配置を見直して、本編攻略の関連性を高めました。
アイテムや装備の情報は該当する売り場、ダンジョン攻略はFANCYのフードコート、戦闘関連は太子公園…と大まかに関連付けれています。

・OPとENDの列車の音が、MIDI合成から実録加工に変更されました。