月本國・設定資料集 1

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月本國・設定資料集 0. 1.
現代和風RPG「月影の駅」

首都・大都

 月本國の首都は「大都」。東京の特別区とは異なり一つの政令指定都市であるが、最近になって それまでの都会府から分離独立し、どの道府県にも属さない「特別政令指定都市」となった (※ジパングにこの制度は存在しない)。同時にそれまで月本橋区にあった旧都会府庁は北大都市に 移転している。初代大都特別政令指定都市長には旧大都市長の芳賀一氏がそのまま選ばれた。
 市内24区は東京23区と同様に「市」と同レベルの扱い。区長は選挙で決められる。

 面積約600km、 人口約700万人はもちろん国内最大、世界でも 屈指のまさに大都市である。近隣の自治体は下図の通り、市の南側は大都湾に面している。 地形的には市域の多くが三角州のため川が非常に多い。地盤があまり硬くないので地下鉄も全体的に深いらしい。 かつて「田の国」と呼ばれていた地方だけに大都市内でも昔から稲作が盛んだった。さすがに 現在では宅地化が進んで田園風景もすっかり減ったが、七世区~丑寅区にかけては今も残っている。

区の名称読み夜間人口(万人)区の名称読み夜間人口(万人)
中央ちゅうおう11月本橋げほんばし15
雁島かりしま14御浜みはま16
大島おおしま14本田ほんだ37
院山いんざん25安田やすだ23
名井ない42西にし58
園根えんね37きた41
未谷みや44竜橋たつはし25
鴨池かもいけ21中丸なかまる17
浅田あさだ24丑寅うしとら25
七世しちせい66ひがし19
みなみ25十六夜いざよい27
吉津きつ38茎川くきがわ36



大都市周辺交通図

 大都市24区内に張り巡らされた市営地下鉄は12路線、ジパングのJR山手線(29駅・34.5km)に相当するのは「GR中丸線」(28駅・33.2km)。 他にGR線、私鉄多数。もちろん郷愁漂う路面電車(市電田野川線)も健在。駅名はお決まりの?難読・奇読が勢揃い。これ1枚で 知られざる大都の素顔がかなり見えてくる……かも???

 そしていよいよ市内の道路網が完成。月本橋御所(ジパングで言えば皇居)正門前には 「月本國道路元標」があり、国道1号線(内海道)他の起点となっている。市内中央部を縦断する 内海道を中軸に環状道路は8本、内側から宮内通り(1号)・外郭通り(2号)・中央通り(3号)・ 太平通り(4号)・都守通り(5号)・大外通り(6号)・虹通り(7号)・境通り(8号)となっている。 尚、高速道路と国道と主要地方道19本以外の大都特別政令指定都市道(旧都会府道)は全部描くとメダパニ状態に なるので省略されている。盈虚都市でも交通ナビの設置は掲載道路のみである。

 多分高速道路の掲載をもってこれが最終系…?尚、この交通図は「盈虚都市」のプレー中、 サブメニューからいつでも閲覧出来る(サイトで見るより拡大表示)。もちろん呼び出した際は フィールドの現在位置が表示され、スクロールも自由自在、画面の端にはミニマップも表示される。

大都市周辺交通図



「盈虚都市」のメイン舞台 大都市南区津倉島(つくらじま)

 盈虚都市での行動拠点は「大都市南区津倉島」。大まかな場所は↑のマップを参照されたし。ここは地形的には「”田の国”大都」を象徴する川、田野川と その支流である贅戸川(ぜいとがわ)が形成する三角州となっている。
 地理的には大都市の中枢、月本橋と大都本町の両方に直結することから近年急速に発達している場所である。印町は 大歓楽街のリヴァーゼイト街、会院(えいん)は大都市民の台所を賄う糶(せり)売買場(会院市場)、喰(はみ)町は多彩な食文化が堪能できる満腹横丁、 津倉島本町は近年急速に発達したコンピューターシステム開発の中心となる電脳街、魂魄(こんぱく)町には世界選手権も開催される運動競技公園……と様々な顔を持つ。 (但し、ゲームではすべて登場させる予定は多分無い…)
 昔は漁師町だったが、沖合いは埋め立てにより一番橋工業団地が造成され、旧海岸線は根尾運河となり、海は見えなくなった。漁師町だった頃の古い町並みと 電脳街やリヴァーゼイト街といった近代的な町並みが混在する不思議な雰囲気の漂う町である。一方で近年の不景気を反映して犯罪も多発、満腹横丁の残飯目当てか、川辺を中心にホームレスも目立つ。

津倉島マップ



「盈虚都市」裏舞台・日月峠~形県

 形県は月本國発祥の地…首都・大都よりも歴史が古いのだが、盈虚都市ではあきが住む罰三市の新罰三駅周辺(浜地区)が 少しばかり登場するのみの予定。
 設定では大都駅~新罰三駅の営業キロは157.5km(在来線経由・新幹線の計算も同じ)、ジバングのJR線計算方法に基づき、 運賃は大都中丸線内均一2520円(大都駅基準)、新幹線を使う場合は更に2530円(大都駅から自由席)追加しないと"形県キャラ"は上京できない。
 所要時間は新幹線が乗り換え無しの約1時間10分、在来線は全列車月本橋~(特別快速)~扇~(普通)~新罰三で約2時間40分。但し扇~新罰三の「日月 越え」は月本國最高峰・日月山の横っ腹に食いつくような急峻な峠越えのため、幹線ながら途中単線区間・スイッチバック2箇所・ループ線1箇所が存在、 区間運転を除けば1日8往復のみが峠を越える。
 運行電車は新幹線がジパングの東北新幹線と同じ、在来線は月本橋~扇の大都近郊区間がE231系近郊型15両編成、 扇~新罰三が115系1000番台湘南色(いわゆるかぼちゃ電車)の3両編成だが、日月越え対策用に 3両とも電動車(クモハ115・モハ114・クモハ115)という特殊強化編成となっている。尚、特殊編成につき片方のクモハ115に便所が設置されている (注:ジパングにはこのような編成は存在しない)。

 何だかんだ言っても新幹線素材が無いため貧乏女子高生のかよあきには新幹線に乗る予定は無い…。




↑助っ人富士川氏より寄贈された盈虚都市演出用小道具の数々(一部当局で加工)。他にも登場するとか…?


「月影の駅」舞台・蛯原県波見市



 形県の東隣は色県、その東の内海に面した場所に蛯原県がある。北方新幹線は色県を過ぎると 山を越えて月本海側の唐塚(からつか)県に抜けるため、蛯原県を通らない。北方自動車道や 古くからの街道である北方街道(月本國国道6号)も同じ筋を通っている。

 GR小豆川線は小豆~蛯原115.7kmを約2時間半で結ぶ地方交通線。 標高594mの高原都市・小豆から港町・蛯原まで小豆川に沿って一気に駆け下りる。 単線非電化ではあるが、色から蛯原県庁所在地・蛯原までは在来線の特急で約2時間を要するため、 新幹線の停まる小豆から延びるGR小豆川線や波見街道(月本國国道102号)経由のルートは裏道としてそれなりに需要がある。

 小豆川線沿線には多くの町村が点在していたが、大合併によって小豆市・波見市・世田郡世田町・千代田市・ 蛯原市のみとなってしまった。
 世田町は波見市と千代田市の間に位置するが、双方からの合併話に対して 色々と注文を付けた果てに拒否して結局孤立。旧・北丸村と旧・麹(こうじ)村は旧・千代田郡だったが、千代田郡側と世田町 双方から財政難を理由に合併を拒否され、西隣の世田町を囲むようにして更に西の旧・世田郡側と合併された。
 尚、旧・世田郡がこの2村を受け入れたのは世田町に拒否されたことで市の基準となる人口3万を上回れなくなったため である。辛うじて基準を満たしたとはいえ市の名前が欲しいが故の強行手段に 合併協議会は最後まで紛糾…財政難を背負っての市制施行となった。

 かくして千代田市(人口63000)と波見市(同32000)の2市が誕生した。ネーミングに至っては旧・千代田郡側は郡名をそのまま使うことですんなり 決まったのだが、揉めに揉めたのは旧・世田郡側。世田町が合併を拒否した上に旧・千代田郡まで巻き込んだ 形となったため郡名は使えず、小豆川は色県に由来する名のため使えず、中心となるような大きな町もない寄せ集め状態…。結局 旧国名で各町村を結ぶ街道の名でもある「波見」の名を受ける形となった。
 だが、無理矢理成り上がった都市に蛯原県を象徴する由緒ある名を漠然と付けらても 地元民にとっては違和感があり、日常会話では合併後も旧町村名で呼ぶのが普通である。 GR小豆川線には他所との重複を避けるために旧国名の「波見」を冠した駅名が9つあるが、 そのうち波見市内にあるのは3駅のみなのでややこしい。
 ↓地方図より抜粋したGR小豆川線沿線の地図(1ピクセル=200m)

 ↓GR小豆川線の全駅名・営業キロ・換算キロ・運賃・時刻はいずれも水面下で詳細に設定されている。(「月影の駅」より)
 
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※この設定は全部フィクションです…。