月本國全図デジタルスクロールマップ
月本國独自開発のデジタル2Dマップは、すべてここから閲覧できます。
基本システムにLeafletを導入
一般的な現実世界のデジタル地図の操作方法にて、あらゆる端末で閲覧可能です。
詳細図は開発作業中につき、首都圏及び一部地域のみ画像が存在します。
ズームレベルを上げるとpx単位で画像の粗さが目立ちますが、
軽量化による快適な閲覧と早期完成を優先しますので、何卒御容赦願います。
この地図のシステム構築情報はブログで公開しています。
(カテゴリー「Leaflet攻略編」参照)
Leafletの導入に当たり、以下のプラグインを導入しています。
leaflet.markercluster leaflet.rotatedMarker
Leaflet及びネット上に散らばる数多くの情報を駆使して、
旧完全自作システムよりもずっと高性能な閲覧環境が実現しました。
先人の皆様の叡智や技術に多大なる感謝と敬意を表します。
更に・・・
月本國立体地図
neofuji/RGSS3-PluginsのToru Higuruma様の監修により、
月本國全図の色別標高図の情報を起こして衝撃の立体地図が実現しました。
つべこべ考えずに必見!
月本國立体地図閲覧
(外部サイトへ)
新版月本地図の解説
新版地図では、当局独自(日本唯一?)の方法で、約4年の作業期間を経て、月本列島全域の標高(地形)設定を施しました。
具体的な作業内容は、地図上の1px単位で100m刻みの標高を定めるというものです。
新版地図の縮尺は1px=100mですので、3Dマップを想定するならば、平面上の全pxに立方体を積み上げていくような感覚です。
色別標高図、地形陰影図の作成について
これらは新版地図の背景(下地)となります。
先に色別標高図を描いてから、配色変換して地形陰影図を完成させる流れとなりました。
px単位では等高線を引くことができないので、標高を設定する際は、以下に定めた当局オリジナル配色に基づいて、等高線を描く要領で色別標高図を作成しました。
覚えるのが大変そうですが、地図上で隣接する色は必ず前後の色になるので、すぐに覚えられます。
1つ以上飛ばした色を上下左右(東西南北)のpxに隣接させるのはNGです(斜めはOK)。
(0~4000mまで設定していますが、月本國最高地点は日月山頂の3698mです。)
配色作業は、実在世界の地形図を常に参照しながら、"現実離れしない程度"に、慎重かつ大胆に進めてきました。
となると、見本となる地形図でも同様のビジュアルで表示させる必要があるので、以下にその方法を記しておきます。
実在の地形図にオリジナル標高配色を設定して閲覧する方法
実在世界の地形図は地理院地図のHPから無料で閲覧できます。https://maps.gsi.go.jp/
この地形図に上記の月本國全図のオリジナル標高配色を設定します。
地形図を閲覧する前に、あらかじめオリジナル配色の設定ファイル「relief_allheight.txt」を下記のURLからDLして、お手持ちの端末の任意のフォルダに保存しておいて下さい。
後でこのファイルを読み込んで使用します。
https://gepponkoku.nation.jp/monkasho/file/relief_allheight.txt
起動時の画面→左上の「地図」アイコン
「標高・土地の凹凸」
「自分で作る色別標高図」
左上の読込アイコン
あらかじめDLしておいて頂いた設定ファイル「relief_allheight.txt」
ファイル名と「読み込み後地図に反映」のチェックを確認して、「ファイルを読み込む」
地形図の配色の変化が確認できたらウィンドウを閉じる。(「上記の内容で地図に反映」でも可。)
閲覧準備が完了しました。マウスのドラッグでスクロール、ホイールで拡大・縮小が操作できます。
実在の地形図が標高100m刻みで配色されています。0~日本最高地点まで、最短距離で全部の色が見られる場所といえばここ…。
中心十字線の表示・非表示は「設定」で。「標準地図」を非表示にするとガチでオリジナル地形配色のみの表示にできます。
地形陰影図は、色別標高図の配色を元にグラデーションを作成して、疑似的な起伏を表現した図です。
立体的に飛び出た起伏にはなりませんが、標高の高い場所ほど色が濃くなります。
旧版地図の下地に近い外観となるので、新版でもデフォルトの下地として用いています。
実在の地形図に上記の配色を反映させるには、下記のURLからファイルをDLしてから、色別標高図と同様の方法で読み込んで下さい。
https://gepponkoku.nation.jp/monkasho/file/relief_shadow.txt
上記と同じ場所で反映させるとこんな感じになります…。
空想地図「月本國」編集に関する取組
当局では、空想地図「月本國」新版を基礎として、今後も各種地図の編集作業を以下の方針に基づいて進めます。
すみません。SNSなんかやってる暇は全然ありません……。
呟だか罰印だかどうでもいいけど、ネット上で名前をコロコロ変えてる奴は信頼を損ねやしないか!?他にも映とか顔とか線とか色々あれど、今の世の中、スマホを片手にSNSの一つでもやっていないと時代に取り残されそうです。
もはやネット回線から最新情報が24時間入ってきてしまう環境では、歩きながらだろうが何していようが、それこそ四六時中強制的にスマホが手放せなくなってしまうではないですか!
御多忙な皆様に向けて、当局からそんな習慣を強要させるわけにはいきません。
一方、当局も地図の描画作業だけで膨大な時間が必要なため、日常生活におけるインターネットの使用は最小限に抑えなければなりません。
てなわけで、古い人間で大変恐縮ですが、SNSをやる予定はありません。
尚、作者の日々の様子やサイトの最新情報は、ブログにて年中無休でダラダラ更新しています。
更新時間は不規則なので恐縮ですが、0~24時の間に必ず1回更新しますので、いちいち通知はしません。都合のよい時間に御来訪下さい。
現実世界を知らずして、架空世界は創造できない。
作者は既に日本全国47都道府県を実際に踏破済ですが、更なる未踏の地を追求すべく、全国に1741ある自治体(792市23区743町183村)のコンプリートを目指して地味に挑戦中です。
今までの軌跡は、同時運営サイト「道の顔・標識写真館」の「全国都道府県道番号標識の風景」にて画像で綴っています。
新型コロナウイルスや色々な社会情勢の影響を受けながら、時間と予算をやり繰りして地味に遠征を続けています。
現代はIT技術の進化によって、家に居ながらデジタルデータで全世界の風景が閲覧できる時代ですが、得られる情報は視聴覚に限られます。
実際にその土地を訪れることで、五感をすべて駆使して気候風土を感じ取り、架空世界でもリアルな街づくりを目指しています。
「現場のことは、現場に居る人間が一番よく知っている。」ろくに現場に行ったことの無い人間…ましてや頭"だけ"のAIごときが、モニターに映った画像やデータだけを見て、一体現場の何が分かるというのですか?
そんな奴等に支配されようならば、確実に世界は滅ぶでしょう…。
マイカーは持っていませんが、移動には鉄道・飛行機・フェリー・高速バス・路線バス・タクシー・レンタカー・レンタサイクル・徒歩……使える手段はすべて駆使して探索しています。
空想地図の創作では、クリエーターが鉄道マニアであるほど領土の隅々まで複雑な鉄道路線が描かれ、カーマニアであるほどクルマ第一主義の徹底した道路整備が施された地図が描かれる傾向が自然に出てしまうものです。
当局では、公共交通機関と道路整備、どちらも現実の範囲内で疎かにしない交通網の整備を追求しています。
FAQ
何故に標高(地形)設定を最重要視するのか?
月本國全図の地図データの将来的な活用を見越してのことです。
近未来にIT技術の更なる進化によって、メタバースやVR化まで広範囲での需要を想定した場合、3Dによる標高設定の情報が不可欠になると判断したからです。
しかしながら、こんなに地味過ぎて目が痛くなる作業を続けていると、しまいには楽しさが吹っ飛んでしまうので、よい子の皆様は決して真似しないで下さい。
まずは紙と鉛筆で適当に道路や線路や建物を描いて、空想地図を描くことの楽しみを得てから徐々に経験を積んで下さい。
忠告を無視してでも真似したい人が居るならば、最速で完成を目指すとなると、この地味過ぎる作業から真っ先にやらなければなりません。理由は以下の通りです。
地図上に描かれるそれぞれのオブジェクトに対して、自然の摂理に従うならば、実際に配置された順序が存在します。
地殻変動によって大地が誕生して、山河が形成され、人類が暮らすようになったずっと後で、都道府県も自治体も交通網も定まったわけです。
例えば、地名の多くは地形に由来しています。先に地名を定めてしまうと、それに合った地形を設定しなければ不自然になるわけですが、この縛りは地味に苦しいものです。
山・川・浜・野・原…等はざっくり決められるでしょうが、丘(岡)・坂・平…等は地形がある程度定まらないと少々決めにくいでしょう。
架空地図を0から描くべく、まっさらな平面を用意したとします。
鉄道マニアならば、真っ先に架空地図上に緻密な勾配やカーブまで施した線形や営業キロまで詳細に設定したがるものでしょう。
道路マニアならば、高速道路網を描いて、ICやJCTまで精密に描いてしまうでしょうか…。
これらも実際にやってみましたが、後から地形を設定しようとするとどうなるでしょう?
駅やICの名前は地名に依存しますから、それに相応する地形にしなければ不自然になります。
鉄道の現実的な勾配の限度は幹線で25‰、ローカル線で33‰でしょうが、標高を100m上げるのに必要な地図上の長さはそれぞれ4km、3kmです。
高速道路で高速走行を維持するには、少なくとも勾配を5%未満に抑える必要があるでしょうが、同様に地図上で2kmの距離を必要とします。
いずれも大したことは無いと思われるでしょうけど、日本の山岳地帯は複雑で険しいもので、実際再現してみるとかなり苦労します。
月本列島全領域の地形設定は、試作を経て実際に部分公開を開始以来、完成まで約4年要しました。
構想開始から約9年要しましたが、当初は地理院地図による配色見本が存在せず、画像編集ソフトの性能も不十分で頓挫したものでした。
大容量のデータを高速で処理するPC環境の進化も無ければ、早期実現は難しかったでしょう。
結局のところ、先にオブジェクトを設定して後から地形設定すると、逆の手順に比べて何倍もの時間と労力が跳ね返ってくるはずです。二度手間三度手間では収まり切れないでしょう。
開発当初から、既に設定済のオブジェクトの縛りが厳しくて無理難題の連続でした。
幸いにもその縛りは全体のほんの一部で済みましたが、もしも月本列島全体にオブジェクトを緻密に設定してしまった後だったら、更に膨大な時間を要したと思われます。
ただでさえコロナの影響で通常よりも作業時間を多く確保できたこともありますから、もしもそれが無かったら更にどのくらいの時間がかかったやら…!?
架空国家「月本國」としての設定はどこまで突き進めるか?
地図上に記載可能な範囲のオブジェクト(自治体・交通網)までは設定します。
地図上に描けない細かな情報の設定は、時間の許す限り必要に応じて行います。
しかしながら、国家単位で完全な設定を施すのは、作者のワンオペでは作業量に限界があるので不可能です。
新版完成で全国の地形が定まったことから、これを基礎にして各種設定を進めていきます。
ようやく世間一般の地図を描くためのスタートラインに立てた…といったところです。
架空言語は設定しないのか?
架空世界を創造する上で、言語の設定に関しては、不可欠な要素になりつつある流れになっているようです。確かに現実とは異なる異世界で、現実と同じ言語が完璧に通用するというのでは、現実的に考えればあり得ない話でしょう。
空想地図のクリエーターの皆様は、誰もがこの問題に直面しては、それぞれの見解で創作を進めているようです。ならば月本國ではどうなのでしょうか?
月本國の公用語は「月本語」です。現実世界の日本語に限りなく似ていますが、完璧には一致していません。「日本人がある日突然月本國を訪れても、理解できる範囲内の異国の言語」という設定です。
ざっくりたとえるならば、日本各地で局所的に用いられている方言に近い印象と思われます。尚、月本國内においても、月本語による方言は局所的に存在するという設定です。
ところで、言語も含めた月本國の世界観として、絶対に動かしてはならない縛りが存在します。それは「現実世界の日本人が、ある日突然月本國へ異世界転送されたとして、すべてにおいて、まるで日本に居ると思ってしまう世界でなければならない。」…ということです。
例えば、最近ではアジア系の海外の実写ドラマが日本のTVでも数多く放映されていますが、街並や人種が日本人に近くても、言語がチンプンカンプンで字幕が必要であるならば、その世界観ではアウトということです。
日本人でも普通に理解できる架空言語が果たして創造できるものなのか!?極悪非道なまでに無茶振りなことを言ってますが、そこは決して譲れないのです。しかしながら、地図の描画作業だけでいっぱいいっぱいなもので、
それ以上の創作は時間も予算も無くてとても無理です。
架空国家「月本國」、架空地図「月本國全図」はどのように活用するのか?
Webサイト「Simulation Country GAPAN 月本國」は、2001年の開国以来、自作RPGの開発と舞台設定で運営してきました。
現在はRPGの開発は行っていません。創作及びサイトの運営は空想地図の描画作業に専念しています。
「月本國」「月本國全図」は作者が版権を所有し、各種創作物の舞台として提供します。
月本國全図の地図データが、多くのクリエイターの皆様から各種創作物やメディアで積極的に活用されることを目指しています。
例えば……
・日本に住む主人公が、ある日突然異世界転生したと思ったら、お決まりの剣も魔法もモンスターもエルフも見当たらないではないか!
そこは現実の日本と大して変わらない超現実的異世界「月本國」だった……。
訪れたことの無い知らない街なのに、シュール過ぎてどこか哀愁の漂う現代和風RPG。主人公は無事に元の世界へ帰れるのか?
・VR版月本國をGR線に乗って全国を巡ろう……。
……こんな創作物がもしもできたならば、是非プレーしてみたいものです。
それを実現させるためには、地図の更なる品質向上に努めるのはもちろんのことです。日々全力で作業を続けます。
尚、月本國を舞台にした創作物の構想は常時受け付けておりますが、今まで誰一人訪れたことはありません。今なら激安で対応致します。