素材にこだわる現代和風RPG
現実世界をどこまで追求できるか?
当局のテーマ「月本國」は、言わば「現代和風世界」である。開発中のゲームは常に月本國が舞台となっている。
そのためにゲームの素材も「現代(一部近未来)和風世界」のものが大量に必要となる。
ところが、これが常に入手困難で、絶対的に不足しているのだ。そもそもRPG世界といえば誰もが「中世西洋風」を想像
するように、他サイト様を見学してもやはり多いのがこの世界の素材である。そこで当局は自ら「絵描き」となり、
必要な素材を描き始めたのである。
普通に描いたRPGの町や村といえばせいぜい人口数十人程度。だが、現実はどうか?ジパングでは人口最少の村
(東京都青ヶ島村)でさえ200人にも満たないとはいえ
それなりに居る。最大となれば…説明の余地は無い。
さあ、700万都市である月本國の首都:大都をフィールド・ダンジョンの両マップでどう表現するか?今までの常識的
世界で表現するのは不可能である。
答えは意外に早く出た。「HEBOSLOT13」の経験者なら分かるかも…。そう、あの方法の応用である。
「町の外観」という概念を必要以外は消去し、フィールドに含める。
そしてフィールドとダンジョン(建物)内部をダイレクトに
つなげる。当然フィールド上の建物すべてにダンジョンを設ける必要は無い。
こうして不自然さは解消された。早速当局ではフィールドチップセットを作成し、現在はダンジョン(建物内装)チップセット
の制作を続けた。
だが、マップだけではゲームは作れない。キャラセット(当然全員日本人風)、モンスター(日本人風老若男女)、背景
(現代日本的街並)等、
考えただけで気が遠くなる作業であった。
当局には更にこだわりがあった。「チップセットの縮尺」の問題である。当局で検討した結果、次のような規格で描くのが
適切と判断した。
規格 | 幅W | 高さH | 奥行L | 俯角 (ふかく) α |
---|---|---|---|---|
フィー ルド | 100 (m) | 無視 | 100 (m) | 限りなく 90度 |
外装 | 100 (cm) | 141 cm) | 141 (cm) | 45度 |
内装 (16×16) | 48.8 (cm) | 97.6 (cm) | 56.3 (cm) | 60度 |
内装 (32×32) | 46 (cm) | 177.7 (cm) | 47.6 (cm) | 75度 |
※マス目の収納具合の都合上、例外的に描くこともある。
寸法設定の計算方法(高校数学の知識必須)
あらかじめ実際と同じ長さで固定となる「幅(W)」を設定し、
「奥行(L)」と「高さ(H)」の交わる地点に視点を合わせるようにして
「俯角(α)」を0度~90度の範囲で変えていく。
図においてWは一定なので、αが決まれば、三角比によってLとHも定まる。
△ABOにおいて cos α= W / H
∴H = W / cos α
△DCOにおいて cos(90-α) = W / L
∴ L = W / sin α
素材開発関連
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